2006年03月01日

翼の折れた天使たち

送り出す作品が全てベストセラーの人気作家

Yoshiの書き下ろしで、

旬の若手人気女優4名が豪華競演!



ということで、話題の4夜連続ドラマ


今回は二回目、

堀北真希ちゃん主演の「ライブチャット」というお話ですが、

一瞬、ギャグか?と思ってしまいました。


というのも、ライブチャットなだけにか、

何故かチャット相手が全員

電車男でネットの住人だった人達

設定そのまんまで出て来たからかもしれません。


しかも恐ろしいことに、


あの「秋葉カンペー」までが出演し、







「山は死にますか?
 





 海は死にますか?











 クリリンは生き返りますか?







甚だ意味の分からない質問をチャットで掘北さんにぶつけるのでした。




さらに、電車男に関係ないカンニング竹山」までがチャット相手として現れ、



掘北さんを「ブタ女」呼ばわりするのです。



そういえばそんなモノが「喰いタン」の一個前にやってましたね…


と、ここまで見れば、どー考えても「ギャグドラマ」です。




しかし、本当につっこむべきトコロはそこではありません。

何故なら、この番組の真のタイトルこそが




中島美嘉フェスティバル2006だからです!(大嘘)




そう、彼女の歌はこのドラマのテーマ曲になっているのですが、

それだけでなく、挿入歌、そしてエンディングまでもが中島ソング。

困ったことに、挿入歌も一つ二つではありません…

しかも、劇中で掘北さんがCDショップで男の人とぶつかって

CDを落としてしまうのですが…

まぁ言う必要もありませんね。

ですが、あえて言うならBEST(中島美嘉最新アルバム)ですよ、ええ。

その上、それが出会いで、その男人と真希さんは付き合いだします。


既に物語に干渉するまでの実力を持つ彼女の成長は止まらない…
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2006年02月28日

笑王の教室 第八話

この物語は

悪魔のようなお笑い教師に

小学6年の子供達が闘いを挑んだ

一年間の記録






青木「私立を受験する人は、入試まであと3ヶ月しかありません。
   みんなもう分かっていると思うけど、
   私立に行く連中は平均して面白くない人が多いんです。
   大金を払ってそんな所に行くだなんて自殺行為です。
   勉強なんてせずに、
   いっそう「お笑い」のレベルをアップさせるように。
   そこで、テストのレベルを上げることにします。
   成績がベスト5に入らない人は、内申書の点数を悪くしますから
   覚悟しておくように。
   私立に行きたいと思っている愚かな人達も
   ちゃんと「お笑い」を学ぶように」


「大変だね、ガリ子ちゃんたち」
「ふふっ」

青木「私立を受けない人は、受験する人たちの邪魔を
   存分にしてもいいわよ。
   もしそんなところを見かけたら、
   その人にネタの時間を5分上げます。
   皆、頑張ってね」


(ってそれじゃあ誰も邪魔しないじゃん…)
「先生。もうテストで何もかも決めるっていうのはやめて下さい」
「そうです!掃除当番とか給食当番とかクラスの雑用は、やっぱり交代でやるべきだと思う」
「ここにいる24人は、一年間を一緒に過ごす大切な仲間なんです」

青木「懲りない人達ね。また私に逆らう気?」

「先生に逆らった人に罰を与えるっていうのも、間違っていると思います」
「先生だって人間なんだから、いつも正しいとは限らないし」

青木「なんなの一体?轟轟戦隊ボウケンジャーにでもなったつもり?」

「他にもたくさんいると思います。私と同じ考えの人」

青木「じゃあ聞いてみましょう。進藤さん…いえ
   
   ボウケンレッドと同じ意見の人、手を挙げなさい」


「はい」
「はい」
「はい」
「はい」
「私も!」
「私も」
「俺も」

青木「…ちょうど半分ね。 
   なーんだ。みんな私立を受けない人たちばっかりじゃない。
   どうやら、私立を受けたい人達は
   内申書に傷が付くのを恐れているみたいね。
   …雑用がやりたければ、自分達だけで勝手におやりなさい。
   ついでにこれから続く、行事の雑用も全部代わりにやってあげたら?
   そのほうが、受験する人たちは勉強に集中できて助かるんだし」






「なぁ、お前らも手伝えよ」
「悪いけど、塾があるから」
「自分さえよければいいのかよっ!」
「そっちが勝手に掃除やりたいって言ってただけだろ…」
「それに、無駄な抵抗やめたら。青木先生に逆らっても勝てるわけない」
「ガリ勉のガリ子!」
「やめてよみんな!やめてよ!私たちがケンカしたら、また同じことの繰り返しだよ!」
「…」





「なあみんな。そろそろ真剣に青木撃退対策考えようぜ」
「でも、どうやんのよ?」
「それはほら…怪獣とか妖怪にも、弱点とかあるじゃん」
(…そういえば…再教育センターに行ってたって…)





「教職員再教育センターっていうぐらいだから、かなりヤバイ所なんじゃないの?」
「そういえば…問題起こしたり、担任失格って言われた教師が行かされる所だって」
「一体どんな問題を起こしたんだよ…」
「こんな問題教師が担任だなんてあり得ない、って校長たちに抗議しよう!」
「校長達はアテになんなかったじゃん」
「ストライキするしかないわ。私たち」
「?」
「青木が辞めるまで、もう授業には出ないって宣言するの」
「なるほど!そうすれば親や校長達も黙っているわけにはいかないし!」
「その間に、真矢が起こし問題がわかるかもしれない…そして結局、青木ははクビになる!」
「よし、それで行こう!」
「ヤーッ!!」
(みんな…ダチョウ倶楽部みたいになってるじゃん…)





青木「一体何のつもり?」

「私たち、担任を変えてもらうまでもう授業に出ません」

青木「何馬鹿なこと言ってるの?」

「先生!何で再教育センターなんかにいたんですか?」
「何か問題起こして、辞めさせられたんでしょう?前の学校」
「あの首の傷も何か関係あるんですか?」
「あれ隠そうとして、いつもハイネックとか着てたんだ」
「前の学校でも酷いことやってたんでしょ?」
「そんな人が担任だなんて、納得出来ません!」

青木「勝手にしなさい。
   丁度いいわー。残ったのは、私立を受験する人ばかりだし、
   余計なものがいなくなって、お笑いに集中出来るから。
   好都合だから、クラスでやる行事も全部やめましょう。
   運動会も、修学旅行も、卒業アルバムの撮影も。
   あんなものやっている暇があったら、ネタの練習をした方がいいし。
   卒業制作だって、あんなもの作るだけ時間の無駄です。
   くだらないオブジェとか、タイル合わせたような絵を残されても、
   迷惑なだけだし。
   いつも神田さんが言ってるような、小学校最後の思い出なんて、
   必要ないでしょ?あなたたちには。
   今のあなた達に必要なのはだいたひかるのような洞察眼です。
   …いつまで突っ立っているの?授業を受ける気がないなら、早く出ていきなさい。
   摩邪みたいに邪魔だから。
   今日は「よしもとの歴史」を復習します」






「それで、どうするんですか?青木先生!クラスの半分以上が休んでいるんですよ」

青木「心配しなくても大丈夫です。
   残った生徒はみんな勉強熱心だし、これ以上脱落者は出ませんから」


「青木先生のことですから、保護者への対応策だって
 きちーんと考えていらっしゃますよ。
 出ていった児童への指導も、どうぞよろしくお願いいたしますよ。
 どうせこの前、青木先生が、授業中に自分たちを無視していると嘘ついた
 児童が中心になってやっちゃってるんでしょう?」

青木「私は、間違った行動をしている子に、妥協するつもりは一切ありません。
   それがご不満なら、私をクビになさって構わないんですよ?」


「何でストライキなんか始めたんですか?」

青木「どうやら、私が再教育センターにいたことを、喋った人がいるみたいです」

「私!喋ってませんよ。神田さんに聞かれたけど」





「…並木先生…何故青木先生は再教育センターに行ってたんですか…?」
「それは私も知らないんですよ。
 でもだから青木先生強いんですかねぇ。
 再教育センターに行って、最強になった。なーんて!」

青木「並木先生…毎回耳障りなんでそのオヤジギャグやめてくれません?」

「!?青木先生いらっしゃったんですか…これは失礼しましたぁ…へへ…」





「先生…もう少しゆっくり書いてくれませんか…?」

青木「何言ってるの?予習していれば簡単な問題じゃない」

(ふぁ〜…)

シュッ

「…………!!?チョークで血が…!?」

青木「ボケっとしないでよーー!!!」

「すみません…」

青木「せっかく12人になって、お笑い学に集中出来ると思ったのに、
   こんなことじゃ志望校になんか受からないわよ?
   内申書が悪くならないように、せいぜい頑張りなさい」


「あの、先生。本当にうちのクラスでは卒業制作は作らないんですか?」

青木「あんな無駄なことをしたいの?あなた」

「そういう訳じゃないけど…」

青木「だったら余計なこと言ってないで、受験にでも集中しなさい。
   
   それともなーに?
   
   今ここにいない、怠け者の仲間に入りたいの?
   
   彼らがあなた達を何て呼んでいるか知ってる?
   
   ガリ勉、ごますり、おたく、ネタなし、意気地なし、
   
   ハゲでデブのモヒカン小梅太夫くまだまさし
   
   ブスでモテないから勉強するしかないじゃん、よ?
   
   所詮、負け犬の遠吠えだけど、そんなこと言わせておいていいの?
   
   悔しかったら、志望校にでも受かって、あいつらを見返してやりなさい!」






「ねぇ、やっぱり授業に出た方がいいんじゃないかな」
「何言ってるのよ。裏切る気?」
「そうじゃないけど、このままだと本当に卒業制作も修学旅行も全部ナシになっちゃうよ」
「でも、真矢の言いなりになってそんなことやっても、楽しくなくねー?」
「そうだけど…」
「あーもう!むかつく!真矢のヤツ、問題教師のくせに!」
「あいつ、何で私たちのこと何でも知ってるんだろうね」
「不思議だよな。俺達が悩んだり落ち込んだりしてると、突然現れるんだ」
「普段何やってるんだろう?」
「どこに住んでいるんだろう。結婚とか、してんのかな?」
「ねぇ。みんなで青木のこと、調べない?」

青木「何やってるの?」

(げぇっ!?青木!!!?)

青木「私のことを探ろうとしても無駄よ。
   
   逆に、あなたたちがどこで何をしていようが、こっちは全部見ていますからね。

   いい加減目覚めなさい。

   くだらない大人のマネをして、いつまでこんなことを続けるつもり?

   デモとかストライキなんてね、所詮自己満足なの。

   徹底的に戦うぞ!とか、必ず勝利するぞ!とか、叫んでそれで終わり。

   言うなれば「エイエイオッパイ!」とか言ってる

   長井秀和と変わらないわよ?

   全くあの男は…

   要は、

   頭を使って、本当に必要なことを考えようなんて気は一切ないの。

   今は日本中、改革だの何だの大見得を切って何もしない政治家しかり。

   むかつくーとかカワイイカワイイチョーカワイイーとか、

   大地真央を抱いちまおうとか言って、

   何も考えない女子高生しかり。

   ああ、ついでだから言っておくわね。

   私立を受ける人たちは、とっても喜んでいたわよ。

   あなたたちがいないおかげで、勉強がはかどって助かるって。

   あなたたちみたいに、怠け者でレベルの低い人間が

   座布団運びの山田の子供の数くらいいると

   バカが移るだけだから、もう二度と教室に戻ってこないでくれですって」






「来た来た。ガリ勉君たち、登場!」
「お前ら俺達といるとバカが移るって言ったんだって?」
「そんなの知らねーよ!」
「そっちこそ、俺達のことオタクとかごますりとか言ってるんだろ?」
「そうよ、酷いじゃない。私のことブスとか言って!」
「は!?何ひがんでるの?」
「そっちこそ、私たちなんかもう二度と学校に来ない方がいいとか言ったらしいじゃない!」
「そんなこと言ってないわよ!」
「そっちが授業に出ない方が悪いんだろ!」
「ただの怠け者じゃないか、お前達なんて」
「青木の言いなりになってる臆病者が偉そうなこと言ってるんじゃねー!」
「やめろーっ!いい加減にしろよ俺達がケンカなんかしても何もならないじゃねーか!」。
「偉そうなこと言って!お前が一番ガンなんだよ。いつもふざけてて!」
「いや、あれはみんなと仲良くしたいなーって」
「なに神田みたいなこと言ってんの?」
「しょうがないよ。コイツなんて神田がいないと何も出来ないんだから」
「…どういう意味だよ?」
「彼女が休んでるから、寂しくてしょうがないんだろ?実は」
「ふっざけんな!」

バキッ!





「これどうしますか?こういう怪我させたって保護者の方が知ったら大変ですよ!」
「こうなることが心配だったんですよ…」

青木「ご心配なく。保護者の方には、きちんと納得出来るような説明をしますから」

「へ〜。何ですか?その説明って」

青木「クラスメートに怪我をさせるような問題児は、即刻改名させると言うんです」

「それはいくらなんでも無茶でしょう!」

青木「どうしてですか?授業に出ないと言ってるのは向こうなんですよ。
   こちらに責任はないんです。
   だったら他の学校に行って勉強してもらうことにしましょう」


「転校させるんですか…」

青木「前から言っていますが、私は、他の子に悪影響を及ぼすような子は
   いない方がマシだと思っています。
   ひどい児童は、施設に送っても構いません。
   まぁ、私としてはR-1ぐらんぷりに出場させるのが一番だと思いますが。
   一番大事なのは、うちのクラスの真面目な子たちが
   それを望んでいるということです。
   そうでしょ?西川君?」





「お姉ちゃん、ママは?」
「まだ」
「私のせいで出ていっちゃったのかな。私がこの前あんな酷いこと言うから」
「そんなことないよ。諸悪の根源は、ママに冷たくしてるパパなんだから」
「そうかなー」
「それより、早く風邪治したいんでしょ?寝てな」
「…うん」





「西川、昨日のこと謝ってなかったからさ。…ごめんな」
「…どうすんだよ。青木のことだから、本気でお前を転校させるかも」
「そうよ。意地張ってないで授業に出なさいよ」
「でも…授業の邪魔なんじゃないの?私たち」
「それ位我慢するわよ。半年もそうしてきたんだし」
「大体、普通の勉強じゃないんだし…ちゃんとしてれば内申書も大丈夫だよ」
「そっちこそ、もう真矢の言いなりになるのやめたら?いい加減おかしいと思わないの?」
「…」
「毎日毎日吉本みたいな授業を受けて。成績下がるたびに罰を受けるなんて」
「勉強するためだけに、この教室に来てるんじゃないのよ、私たち」
「じゃあ、どうしろっていうんだよ?」
「俺達だって、このままでいいと思っている訳じゃない」
「だけど、どうしたらいいかわかんないんだよ!」
「おはようー!みんな見て見て!!」
「和美ちゃん!」
「馬場ちゃんが徹夜して、卒業制作のデザイン書いてくれたんだ!じゃーん!」
「おおー!みんなでこれ作んのか?
「うん。私、やっぱり卒業制作やりたい。運動会も出たい。修学旅行も行きたい!皆で!」
「そうだよ。このままだと、私たちがこの学校で一緒だったってこと、何も残らないし」
「私、そんなの嫌だ。絶対!」
「…私も!」
「俺も!」
「私も!」
「俺…」

キーンコーンカーンコーン

青木「どうしたの?私が辞めるまで、授業に出ないんじゃなかったの?
   それとも、また何か文句を言いに来たの?
   だったら時間の無駄だから、出ていってくれない?」


「先生、私たち決めました。もう絶対先生から逃げません。卒業まで、先生の授業に出ます」
「先生、私たち、卒業制作、これ作りたいんです。みんなで作りたいです」

青木「勝手に盛り上がるのもいいけど、
   私立を受ける人たちは、そうは思ってないんじゃない?
   そんなもの作るだけ、勉強の邪魔になるんだし」


「先生、僕もやりたいです。」
「僕も」
「私も!」

青木「本気なの?」

「分かったんです。神田さんが言ってるように、皆で思い出を作るのだって大切な事だって」

青木「勝手にせーい!!!!!
   自分たちがそうしたいなら」






「よし!!完成だ!」
「良かったね、馬場ちゃん!」
「すごいよ、馬場ちゃん!」
「ありがとー!」
「…青木…」

青木「みんな良かったわねぇ。いい思い出が出来て。
   今のあなた達の輝きなんて、所詮
   M1優勝後のブラックマヨネーズの活躍程度よ?」


「もう無駄ですよ。俺達ケンカさせようとしたって。みんなマブダチなんだもんな!」

青木「神田さん、あなたの願いどおり、やっとクラスが一つにまとまったみたいだし」

「はい!」

青木「でも何の意味があるのかしら。

   所詮半年後には、バラバラになるのよ、この24人は。

   あばれヌンチャクみたいにバラバラに。

   ベルサイユのばらみたいにベルバラに。

   ロケット団の変装みたいにバレバレに。

   そうだ。

   そろそろ三者面談をして、親御さんたちと、

   あなた達の将来について、じっくり語り合わないとねぇ。

   私立を受ける親御さんたちは、ガッカリするでしょうねー。

   あなた達が友達と遊んで、勉強がおろそかになり、受験に失敗でもしたら。

   それ以外の人は、公立に行く気なんだろうけど、

   親御さんたちはそれで納得するのかしらねー。

   ましてやあなた達が、将来のことを何も考えない、

   ただの怠け者だってわかったら。

   そろそろ、本当のあなた達を知ってもらいましょう。

   今まで隠していた嘘も、秘密も、全部話して」


ガヤガヤガヤガヤ

(お母さん…)




遂に始まるキッズ・ウォー!!

反乱軍対青木軍の勝敗は!?

続く
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クノールのCM

鈴木杏ちゃんと神木隆之介くんが

兄妹という設定の

クノールのカップスープのCMをご覧になったことがありますか?

このCMでは



「体があったかクノール」

「心があったかクノール」

「今日のテストはナクナール」

「姉さん僕に優しクノール」

「私はますますかわいクノール」



などの、極めて高度な駄洒落が濫用されているのですが、

そんなクノールのCMシリーズの中に、

少々意味の分からないやりとりがあったので紹介しますと、




すずき「スープって色々な野菜が溶けてるのよ」

かみき「つまり…飲み物と言うより、食べ物ですね」

すずき「コイツ、上手いこと言う…」




私には↑の何が上手いのか全く分かりませんでした…

もしこれで「スープが美味い」とかいうオチでしたら



大人しく謝罪して「がんばっていきまっしょい」



「妖怪大戦争」のDVDを買わせて頂きますけど。




まぁ、神木くんがかわいいのと、


二人がうそ臭いくらい似ているので良いのですけど。
posted by empty at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | CMにツッコミ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

トリノ閉会

トリノオリンピックが閉会式をむかえましたが、

日本は結局、荒川静香選手の金メダル一枚という残念な結果で終わってしまいました。


各方面が期待をかけ過ぎたのもいけませんでしたが、

今回の成績を受けて、「今後の大会は選手の数を絞っていく」と

「スリム五輪」体制への移行を表明しています。


スポンサーも続々降板を決めており、今後は選手達にとって厳しい状況になりそうです。



そして、トリノを終えて無残に残ったのは



今井メロのラップだけとなってしまいました…
posted by empty at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュースにツッコミ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月26日

笑王の教室 第七話

この物語は

悪魔のようなお笑い教師に

小学6年の子供達が闘いを挑んだ

一年間の記録




「俺さ、人の血ィ見ると下痢するタチで…いや、それこそお前、大丈夫なのか?」
「全然大丈夫。青木がやってくれたんだけど、本物の看護士みたいですごかったんだから」
「はー」
「しかも青木の喋りが面白くて、麻酔がかかったみたいに痛くなかったんだよね!」
「やっぱ…お笑いの力ってすげぇもんなのかもな…くやしいけど…」
「あ、恵里花ちゃん。何言われたの?」
「別にたいしたことじゃないよ。進路相談みたいなもんだったよ」
「神田さん。次は神田さんの番だって」





青木「良かったわねぇ。クラスの皆が、お友達になってくれて」
   でも油断しない方がいいわよ。
   人間は弱い動物だから、すぐにまた裏切られるかも」


「えぇ?」





「ねぇ、進藤さんは何を言われたの?」
「…」

『反乱軍のリーダーにでもなったつもりみたいだけど、
 あんなレベルの低い三人と、本当に友達になれるの?
 言うなればあの子達の戦力は安田大サーカスレベルよ?


「ひっどーい!!」
「馬場ちゃんは?」
「え?私はそんなたいしたことじゃないから…」
「正直に言おうよ」

『今からでも遅くないから、私の味方になったら?
 あの三人が、いつまでも付き合ってくれるかしら? 
 あなたなんかと。
 あなたなんて林家たい平並に代わりが利くのよ?』


「ひっどーい!!」
「ずっと友達でいてくれるよね?」
「あったり前じゃん!ねー進藤さん!」
「それやめてくれない?」
「え!?」
「親友なんだから、ひかるでいいよ」
「じゃあ、ひかる!」
「馬場ちゃんもね!」
「ありがとう。ひかる!」
「うっわ!かっわいい、馬場ちゃん!」
「テヘッ!」
「あの!盛り上がってるところすみませんけど、俺の存在忘れられてない?」
「あんたは青木になんて言われたの?」

『あなたみたいな人と話すだけ時間の無駄です
 まだなるトモを見ていたほうがマシです』


「いい加減、目覚めなさい。あなたは本当のアホなんだから!」
「すいません…ってなに!!?」
「みんなもたいしたことないって言ってたけど、本当かな?」
「結局、みんな明日から学校行ったりしないよね?」
「何言ってるの。そんなことないよ」
「考えすぎだって。それよりさ、みんなでどっか行かない?」
「どっか行こっかぁ!?」





「由介、早く!」
「あ、並木先生」
「みんなは夏休み中いい思い出は出来たかな?」
「4人で遊園地に行ったんです!楽しかったよねー!」





「あれ?机がない…」
「ねぇ誰か、私たちの机知らない?」
「この前青木が、レイザーラモンRGより目障りだから倉庫にしまっとけって」
「この前…って、いつ!?」
「!青木が来た!」
「あのあの、先生、僕達の机がないんですけどぉ…」

青木「今日はお笑いの技法「反復」について教えます」
「無視かよっ!」
「とりあえず、座ろう」

青木「これから名前を呼ばれた人は、前に出て()の中に答えを書いて。
   一問目、石橋君。二問目、黒木君。三問目、田端さん」

「…!?なんだ?全然分からない…」
「…まさか…」

青木「みんな昨日やったから、どの問題も簡単でしょう?」

「昨日って…嘘だろう?」
「どうなってんの!?」
「きっとみんな残りの夏休みも来たんだよ…」

青木「問題解けた人から、答えを説明して。なるべく面白くね」




「こうなったら4人でお笑いユニット作って青木を打ち負かす?」
「ユニット名は…インスタントジャクソン!」
「またパクリぃ?」
「校長先生に相談してみる?」
「無駄だと思うけど。あの人頼りにならないし」
「じゃあ、教頭先生は?」
「あの人も私たちのことなんか考えてないよ」
「ん?どうした?何やってるのかな?みんなで」





「君達が言うことが本当なら、これ大問題だなー。早速青木先生に確かめてみるから」
「それはやめた方が…」
「どうせまた上手くごまかすと思うんです。授業中こっそり教室に来てくれませんか?」
「私たちが青木先生に無視されているかどうか」
「お願いします」

(…)





「今のところ、さっぱりわかりません」

青木「どうして分からないの?こんな簡単な問題が」

「すいません……って!え!?」
「なんですか?」
「今のって、ぼ、僕に言ったんですよね?」

青木「当たり前じゃない。何言ってるの?真鍋君
   進藤さん。悪いけど、彼に教えてあげてくれない?
   …神田さん、馬場さん、ちゃんと聞いてます?
   あなた達、算数が苦手なんだから、もう少し頑張らないと」


「!?…すいま…せん」

「一体どうなってんだ?」
「全く問題ないじゃないか。」

青木「何してらっしゃるんですか?お二人とも!」

「実は…先生が一部の子を無視してるって噂がありまして」

青木「そんな根も葉もないデマを信じてらっしゃるんですか?お二人とも」

「そういう訳では…」
「疑っていらっしゃるなら、子供に確かめていただいても構いませんよ」
「いえ、結構です。噂を流した児童には、あとで私のほうからきつく叱っておきますから」





青木「あなたのおかげで助かったわ、佐藤さん。
   これからもがんばってね。
   博多華丸以上に。
   私に出来ることは何でも協力するから」

「ありがとうございます…」





「なんかさ、大学で勉強してたのとは現実全然違うし。
 自分が何の為に教師やってんのか、分かんなくなっちゃった…
 え!?ちょ、結婚しようって、
 そんな大事な話、こんな話の流れで言わないでよー!
 嬉しいけどさ…
 あ、ごめん。またかけ直す。
 …青木先生、まだいらっしゃったんですか。 
 あの、先生」
 先生は、教師を辞めようと思ったことはないんですか?
 ほ、ほら、給料のわりには、やることいっぱいあるし、
 昔と違って、夏休み出勤しないといけないし、
 体罰みたいなことしたらすぐ保護者に文句言われるし…」

青木「ならお辞めなさい!
   そらお辞めなさい!
   やれお辞めなさい!
   
   私はどんなことがあっても、教師を辞めるつもりはありません!
   あなたみたいな人はずっと出雲阿国みたいに
   恋人に…徹生に騙されてればいいんじゃーい!!!」


(なっ!?なんで私の彼氏の名前を…!!!?)





「先生、ちょっといいですか?」

青木「どうしたの、佐藤さん」





青木「それで、誰なの?私の悪口を言っているのは?」


「…それが…で…あの…なんです…」

(!?恵里花ちゃん!)





「…信じらんない!スパイみたいなことしちゃって」
「ああやって私たちの悪口言ってたんだ」
「あんたが犯人だったんだ。私の財布盗んだの」
「和美ちゃんに罪を押し付けて!」
「最低!あんたなんか絶交よ!」
「泥棒!」
「泥棒顔ってお前の顔だろ!」
「最低!」
「最悪!」
「アンビリーバブル!」
「!…………………」
「恵里花ちゃん」
「全部あんたのせいだからね!恵里花が財布焼いて証拠消そうとしたのに、邪魔するから!」




「え、佐藤さん…まだ家に帰ってないの?」
「うん…私がさっき家に行ったんだけど…」
「探そう」
「どこにいるかな…」
「学校じゃねーの?」
「よし、行ってみよう」





「恵里花ちゃん!」
「なんだよこれ………!ガソリンだ!」
「来ないで!来たら火、付けるから」
「落ち着いて、佐藤さん。話したいことがあるなら先生が聞くから」
「天童先生!来てくれたんですか!」
「関係ない人は引っ込んでて!」
「お前さ、何でこんなことするんだよ」
「こんな教室があるからいけないのよ。ここさえ燃やしちゃえば、青木だってもう何も…」
「やめてよ、恵里花ちゃん!」
「いい加減にしろよ!みんなに心配かけるの」
「ほっといてよ。どうせ!どうせみんな!恵里花なんてどうなってもいいんだから」
「そうでもないと思うけど。」
「みんな!」
「着てくれたんだ…」
「クラスのみんな、心配して来てくれたんだよ」
「何よ。どうせみんな私のことを責めにきたんでしょ」
「お前さ、いい加減にしろよ!」
「私だけが悪いんじゃないんだからね。みんなずっと青木の言いなりだったじゃない!」

コッコッ…

「…この靴音…青木か…?」
「!?何よ、来たら、付けるから。ほんとに付けるからね…くっ、火がつかない…!」
「恵里花ちゃん!」

チキチキチキ…

「おい!カッターなんて危ないだろ!」
「…やああああああああああ!!!!」

ガキッ

「!?」
「?」
「!!!!!!!!!!!」
「カ、カッターの刃を…」



「顔面で受け止めた!!!!!?」



「あ…ああ…」
「だいじょうぶですか…青木先生」

青木「なんてことありません」

「全部あんたが悪いんじゃない!スパイしろなんて言うから。恵里花はまだ12歳なんだよ!」

青木「じゃあ何で断らなかったんじゃいーーー!!
   
   12歳の子供だって、自分の意思で断ることは出来たはずよ。 
   
   自分の罪を認めて、みんなに謝ることもね!
   
   まったくあなた達は、何か気に食わないことがあると
   
   親が悪い、教師が悪い、友達が悪いと、人のせいにして。
   
   カツマタヨシズミでも自分の罪を認めます!!
   
   いい加減目覚めなさい。
   
   そんなことばかりしていると、自分では何も考えられない、
   
   思考停止人間になるだけよ。
   
   イメージ出来る?
   
   何か辛いことがあった時に、
   
   そしてギャラリーが笑ってくれなかった時、
   
   あなた達に出来ることなんか、
   
   せいぜい目をつぶることぐらいじゃない。
   
   でも目を閉じても、問題は消えて無くならないし、
   
   その目をつぶること自体、全く面白くない行動なんです。
   
   目を開けた時に、自体はもっと悪くなっているだけ。
   
   普段は、個人の自由だなんて言って、権利を主張するくせに、
   
   いざとなったら、人権侵害だと、大人に守ってもらおうとする。
   
   要するに、いつまでたっても子供でいたいだけなのよ。
   
   いいですか?ネタには無限の可能性があります。
   
   何を言ってもいいし、してもいいです。
   
   ですが、そのネタがウケなくても、同じく自己責任になるんです。
   
   実力の無い人間は自由に呑み込まれるだけです!
   
   悔しかったら、自分の人生くらい、自分で責任持ちなさい!」

   
「…………う…く…うううう………う…」





「恵里花、嫌だったら学校になんか行かなくてもいいのよ…」
「…」
「恵里花ちゃーん!」
「?外…あ…」
「おはよう!早く学・校行こう!もう、遅刻しちゃうよぅ。早くー!」





「…ごめんね、和美ちゃん。ごめんね」
「許してあげるよ。アイスおごってくれたら」
「おっはー!」
「丁度良かった。タタッキー見せて!」
「しょうがねーなー。おはよ!」
「おはよう」
「おはよう!」
「おはよう」
「みんな……おはよう!」
「おはよう」
「良かった…テヘッ!」






「先生。一つだけ、教えてもらえませんか?」

青木「なんですか?」

「教師を絶対辞めないって仰ってましたよね?何で2年も教職を離れていらしたんですか?」

青木「再教育センターに行っていました」

「え?」

青木「あそこにいました。2年間」

「嘘…」
(すごいこと聞いちゃったわたしー!)

青木の口から語られる驚愕の過去!

弱みを握った和美の反撃は!?

続く
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親不孝な白夜行

現在、TBS系ドラマ「白夜行」に出演中の俳優
柏原崇が畑野ひろ子が破局したことが分かりました。

マスコミへの文書によると、
「別々に暮らす今の関係がお互いを傷つけ合ってしまうのでは?との思いと、
 互いに仕事への姿勢を崩さないように…との2つの思いから答えを出しました。
 今後は最良の友として、良い関係を築いていくつもり」

とのこと。

思えば、白夜行で主演の山田孝之も
隠し子発覚のスキャンダルがあったりと、
話題が尽きないこのドラマ…

肝心の内容も、「暴力・殺人・偽造・隠蔽・演技力不足…etc」など、

ヒューザーの小島社長すらただのちょい悪オヤジに見えるぐらいの
極めて教育によろしくない要素満載のドラマです。

どうりで笹垣刑事があそこまで必要に捜査するはずです。

いっそこのまま3年B組 金八先生に全員出演してもらいたいくらいです。
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笑王の教室 第六話

この物語は

悪魔のようなお笑い教師に

小学6年の子供達が闘いを挑んだ

一年間の記録



青木「夏休みの間、毎日出席する度にそのカードに
   この「あたしンちシール」を貼ります。
   テストの成績が良かったり、ネタが面白かったりする人にシールを張りますから、
   全員、首からぶら下げて常に携帯するように。
   そうして各自のポイントを集計したものを、グラフにして張り出します。
   もちろん、一番得点の低い人には、居残りで罰を与えます。
   そうね、みんなが帰るまで、
   机の上に「ワッショイ」のポーズで反省するのはどう?
   今まで以上に雑用も増やしてね」


「あの先生!得点が高い人には何かいいが事があるんですか!?」

青木「もちろんよ。
   夏休みの間にカードのポイントが満点になった人には、
   その場で卒業証書とサザエさんカードを渡します。
   その人は、二学期から学校に来る必要はありません。
   彼はこんな物を貰うために学校に来ている訳じゃない…などと
   愚かなことを言っていたけど、他の人は頭がいいからわかるわよね?
   卒業証書をもらえれば、もうネタを考えたり、
   罰を受けることも無くなるのよ?
   それに、朝寝坊しようが遅刻をしようが、
   朝の特売に並ぼうが、もう文句を言われないのよ。
   それにいいともをリアルタイムで毎日見れるわよ」


「私は…やっぱりおかしいと思います。夏休みなんだし、思い出作りたいとか思わない?」
「いいですね〜!海とか、山〜!」
「やっぱり夏休みですしね〜!」

青木「いいのよ。来たくない人は来なくても。
   でもいいのかしら?自分達が遊んでいる間、クラスのみんなに
   どんどん取り残されても。
   いくら成績トップのあなた達と言えども、
   今のお笑い界ほど下克上の流行ってる世界は無いのよ


「あとから頑張りましょうよ!」
「ねぇ!ファイトォファイトー!」
「私、行きます!」
「僕も行きます!」
「私も!」
「僕も!」
「俺もです!」
(みんな…)





「夏休みがないっていうのは、どういうことなんでしょうか?」
「うちは塾があるんですが…」
「うちは実家に行くことになっていて」
「給食は?」
「お金はー?」
「私たちも小さい頃、楽しみでしたよね!夏休みってね!」

青木「私が分かっていただきたいのは、皆さんのお子さんは今、
   確実に成長しているということなんです。
   それなのに夏休みをダラダラ過ごしていいんでしょうか?
   せっかくの成長が止まり、全て水の泡になってしまうんですよ。
   …お手元のスケジュール表を見ていただければわかると思いますが、
   無料の塾代わりと考えていただければ、皆様にとっても
   決して悪くないお話だと思うんですが。
   私立を受験するお子さんは、この夏休みが勝負です。
   私立を受験する予定のないお子さんは、同級生と多くの時間を過ごした方が、
   より有意義な毎日を送れます。
   なぜなら、子供は、
   子供同士の間で成長するからです」


「ああー!」
「なるほどぉー…」
「うちもお願いします!」





「私、やっぱり行く!」
「なんでだよ!」
「なんかピンチはチャンスって感じがするんだよね」
「?」
「このチャンスを利用して、逆にみんなと仲良くなれるような気がして」
「大丈夫かよ…またみんなにイジメられるかもよ?」
「大丈夫だよ。だって…私はもう一人じゃないからさ」
「え?」
「バカでお調子者でどうしようもないけどね」
「それどういう意味だよ!」
「…!!真矢だ」
「!!………え!……いないじゃん…?」
「バッカが見るー!!!」

(…)





「もしもし、やっくん!ごめんね、昨日。
 ちょっと保護者とトラブっちゃってさ。
 大丈夫だよ。だって久しぶりのデートなんだし!」

青木「トラブルの方は解決したの?」

「あ、いえ、なかなか、大変で」

青木「それなのにデート。楽しそうね」

「プライベートも、大事、ですから」

青木「あなたみたいなラブカップルがいるから言われるのよ。
   女性はいいですね。いざとなったら結婚すればいいんだしって。
   いっそお辞めになったら?
   恋人もそれを望んでいるんだろうし」






青木「…満点は神田さんと真鍋君。
   最下位はまた西川くんと進藤さんね…」



「先生!私のネタ見てください!」
「あっ!オレのも!」
「私が先よ!」
「僕もです!」

青木「…」

(もぉーみんなぁ…)




青木「今日も最下位はいつもの二人みたいね。
   皆が帰るまで反省していなさい。
   もうワッショイは飽きたから、
   今日から机の上で回転ライブドアオートでもやってなさい」


「先生!二人が可哀想です!止めて下さい!」

青木「神田さん、いくら成績トップのあなたでも私に逆らうのは許しません。
   カードを持ってきなさい。
   くだらない抗議ををして、皆の貴重な時間を無駄にしたから
   マイナスポイントです。
   ついでにペナルティとして、このタイコさんカードを頭に張っておきなさい」


「そんな…」

青木「早よせんかーい!!!」




「進藤さんからも言ってくれないかな?一緒に夏休み、楽しもうって」
「無駄だから辞めたら?みんな卒業証書貰って早く青木と縁切りたがってるんだから」
「進藤さんも?」
「別に。家にいたくないから。そっちこそそんなに悩むんなら、来なきゃいいじゃん」
「私たち、決めたんだ。どんなに青木に酷い目にあっても絶対諦めないって!」
「俺は、無理やり約束させられたんだけどねー!」
「進藤さんも私たちと一緒に頑張らない!?」
「何やってるの!?」
「馬場ちゃん!」
「何コソコソ話してたの!?わかってるわよ!どうせ私の悪口でしょ?」
「お前さ、被害妄想なんじゃねーの?」
「何か夏休みらしいことしようと話してただけだよ。そうだ!明日4人でどっか行かない?」
「私はパス!」
「進藤さん…」
「私だって!」
「馬場ちゃん…」





「はぁー…二人とも来ないじゃん…」
「しょうがないから二人でどこかに行く?何ならホテルとか!?」
「行くわよ!!」
「どうせまた冷たくされるだけだからやめたほうがいいじゃね〜の〜?」
「私、進藤さんって本当はそういう人じゃない気がするんだよね」






「ひかるのお友達が来るなんて久しぶり」
「そうなんですか…」
「あの子、学校ではどうなの?ちゃんとやってる?」
「進藤さんは…うん…勉強しなくてもすっごい勉強出来ますから」
「ところで担任の先生ってどんな方なの?あの子、学校のこと何も話してくれないから」
「え?じゃあ青木にイジメられたこととか知らないんですか?」
「え!?」
「あ!何でもないんです!テヘッェ!!!!!」
「テへ!」
「!進藤さん!」
「!?何か用!!?」
「あら失礼じゃない。せっかく遊びにいらしてくれたのに」
「ちょっと黙ってて!」




「何?話って。」
「なんていうか、進藤さんのこともっと知りたいなーと思って」
「写真だ…」
「かわいいね!友達?何年生の時?」
「いい加減にして!!これ以上干渉するのやめてくれる?」
「でもほら、私たち親友だし」
「やめてよ!!あなたは私の親友じゃないから。友達なんていらないから、私。出てってよ!」




「…はぁ…」
「ダメじゃん……ん…何か嫌な予感が…」
「!!!?青木!!?」

青木「相変わらずなかやまきんにくんのように無駄な努力しているみたいね。
   みんなと仲良く夏休みを過ごしたいとか言って。
   いい加減目覚めなさい。
   向こうは迷惑なだけなんだから。
   今の世の中、みんな自分さえ良ければいいの。
   周りの人間のことなんかどうでもいいの。
   上辺では仲良くしているけど、あなたみたいに何も知らないくせに
   心の中に土足どころかスパイクで入ってくるような人間が
   一番不愉快なの!
   もう諦めなさい。あなたと友達になりたいなんて変わった人間は
   彼といとうあさこぐらいしかいないんだから」




「皆に手紙を書いた!?」
「うん徹夜しちゃったから眠くって!」
「なんでそんなことすんだよ?」
「皆と仲良くなりたくって。テヘッ!」
「ふーん、懲りないねぇ…」
「あ!おはよう進藤さん!はい、これ」
「何これ?」
「とにかく読んでみて。出来れば返事くらい欲しいなー」
「…あなた本当に暇ね」
「おい!読んでやれよ!神田、徹夜して書いたんだぞ!」
「…」
「…あ、馬場ちゃん!これ読んでくれる?」
「何これ、何かの陰謀?進藤さんまで何もらっているんですか!?」
「何よ、真矢の言いなりの癖に威張っちゃって」
「!」
「ま、しょうがないわよね。ネタをやりたくないから青木のご機嫌とってないと…」
「!!」
「言っとくけど、あなたのことなんて誰も相手にしてないから」
「ううっ…」
「馬場ちゃん!」
「ちょっと言いすぎだ!」
「馬場ちゃん、ずっと進藤さんに憧れてたんだよ」
「言ったでしょ。友達なんかいらないって!」
「進藤さん!」





青木「まだ掃除してないの?早くしなさい」
「先生!進藤さんのこと教えて下さい!どうして友達がいらないなんて言うんですか?」

青木「…イメージ出来る?
   昔は明るくて素直な子だったの、彼女。森山中の中島みたいな子だったの。
   でも小学校3年生の時、両親が離婚して変わってしまった。
   大好きな父親と離れて暮らさなければならなくなり、
   しかも離婚の原因が、リストラされた父親を、母親が見捨てたせいだと
   わかって、彼女に反感を持つようになってしまった。 
   でも、その頃出来た親友のおかげで、彼女は明るさを取り戻したの。
   その親友と一緒にいれば、辛いことも忘れられるようになったから。
   でも今度は、その親友に、母親が酷いことを言ってしまった。
   あなたはうちの子にふさわしくないから、家に遊びに来ないでって。
   しかも、信じられないことに、その翌日、その親友は交通事故で
   亡くなってしまったの。
   それ以来彼女は、完全に母親に心を閉ざしてしまった。
   母親は親友を、殺したと思い込んだのね。
   同級生とも距離を置いて、一人で本の世界に閉じこもるようになってしまった。
   そして笑顔を忘れ、お笑いとは程遠い世界にずっと閉じこもっていたの。
   彼女は怖いのよ。好きになった人が、みんな歌丸のように
   いつか自分の前からいなくなってしまうんじゃないか。
   要するに、友達を作る勇気の無い弱い人間なの」





『進藤さんのことが知りたいので、質問で〜す。食べ物は何が好きですか?
 わたしは牛乳以外なんでもOK。将来の夢は何ですか?
 わたしはないんだよね、まだ…面白い本があったら教えて下さ〜い。
 むずかしくないのお願い。すぐ寝ちゃうんだわたしの場合。テヘッ!
 好きな授業は何ですか?進藤さんは勉強?』
「…!」
「私は、いなくならないよ!」
「…」
「ずっと友達でいるからね。前に、進藤さんが、私をトイレに行かせるよう庇ってくれた時」
「…」
「すっごい嬉しかった。あの時、私が漏らしちゃったこともずっと黙っててくれたじゃん?」
「……」
「私、この人と同じクラスになれて良かったなって思ったんだからね」
「………」
「この人と絶対親友になるんだって、決めたんだから!」




「なにこの手紙、笑っちゃうよね」
「信じらんない!みんなに書いてるの」
「超ヒマだよね!」
「信じらんない!まだ私のこと島田さんの財布盗んだ泥棒とか書いてある!むかつく!」
「!おい!破んじゃねえよ!やめろ!」
「うっるさい!はなせ!」
「!?…皆!止めてよ!…あっ」

「いやーーーっ!!!!!」
「神田!!!」
「ガラスが…!」
「血が…ああ…」

青木「何をしているの?
   …!
   神田さん?」


「…はい…」

青木「動かないで」

「…お前らみんな最低だよ!弱虫だよ!卑怯だよ!!
 …って、俺もこの前神田に言われたんだけどね。
 こうも言われたよ。
 俺達が同じクラスになったのは、運命じゃないのか。
 何でみんなと仲良くしたらいけないんだって。
 いい思い出作ろうとして何が悪いんだって。
 このままクラスがバラバラになるのは、絶対にイヤだって。
 お前らさ、あいつの言うこと正しいって思わないのかよ?
 みんないい加減目覚めろよ!
 俺達が青木の言いなりになったから、こんなことになったんだぞ!
 クラスメートってさ、みんなで守るもんじゃないのかよ!!?」

『馬場ちゃんへ。もうすぐ誕生日だよね。今度誕生日会やろうね。
 ハッピーバースデー』
「うううっ…ううっ…」





青木「もう帰ったら?みんなの顔なんて見たくないでしょ…」

「いえ、大丈夫です…」

青木「なら、教室に戻りなさい」



「…帰ってきた…」

青木「…神田さん、真鍋君。
   何やってるの?ガラスが危ないじゃない。早く片付けなさい。
   他の子たちは、予定を変更して外でチッチキチーの練習をします」


「先生!」

青木「なに?」

「私は、神田さんたちを手伝います。
 私、ずっと友達作るの避けてました。
 でも神田さんは言ってくれました。
 私は友達だよって。
 何があっても、ずっと友達だよって」
 親友が困ってるの、ほっとけませんから」

青木「そんな愚かなことをして大丈夫?進藤さん。
   神田さん達と友達になって何かいいことがあったかしら?
   困った時、二人が助けてくれるかしら?
   結局また裏切られて一人ぼっちになるだけよ。
   そうなってから後悔しても遅いのよ。
   X-GUNの丁半コロコロ改名くらい後悔するわよ!?
   あなた達三人の味方になる人間は、このクラスにはもういないんだから」


「先生!」

青木「何ですか?」
「私…私も、神田さんたちの味方です!
 私…私、初めてなんです。友達から手紙もらったの。
 すっごく嬉しかった」
「俺も、一緒に掃除やります」
「僕も!」「俺も!」「私も!」
「ていうかさ、これからみんなで雑用やんない?」
「いいねー!」
「夏休みも、もう来ません!」
「俺も来ません!」
「卒業証書、いりません!」
「私もいりません!」
「私もいりません!」

青木「…みんなとじっくり話す必要があるみたいね。
   ちょうどいいわ。一人ずつ個人面談をしましょう。
   そうね、最初は…佐藤さん」


「え!?」





青木「困ったものね、みんな。友情なんていって、大事な授業を台無しにして」

「あ、そ、そうですよねー」

青木「佐藤さん。もし、またみんなが良からぬことを企んだら、私に教えてくれない?」

「もしかして、スパイになれってことですか!?」

青木「知ってるのよ。あなたが、島田さんの財布を盗んだ本当の犯人だってことぐらい」
「!?」



生徒達を掌で翻弄し続ける青木!!

そして新たなるスパイ(手駒)の誕生か!?

続く
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2006年02月25日

金メダル!

メダルは獲れて一枚、と言われていたトリノオリンピックでついにメダルが…
見事フィギュアスケートで荒川静香選手が金メダルを獲りましたね。

惜しくも村主選手は4位、安藤選手は15位でした。

それにしても「金芽米」のCM…

荒川静香が出演していたから良かったものの、もし
マネキンの村主さん安藤ミキティを起用していたら
一体何が金芽米なのか分からなくなるところでした…
きっとこのCMの関係者はかなりセンスの良い方達ばかりなのだろう
つい感心してしまいます。

何にせよ、「クール・ビューティー」の荒川静香に拍手ですね。
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笑王の教室 第五話

この物語は

悪魔のようなお笑い教師に

小学6年の子供達が闘いを挑んだ

一年間の記録


 

 

「早く食べなさい。あんたちゃんと勉強やってるの?」

「うるっさいなぁ。ママこそ朝から何イライラしてるの?」

「何言ってるのー?イライラなんかしてないわよ」

「そうだぞ…お前いい加減に…」

「パパ、ママ!いい加減にしてよ!そんなにケンカするなら離婚すりゃいいじゃん!」

「ちょっと…お姉ちゃん…」

 

 

 

「みんな、おはよう!」

「…」

「ねー?何か聞こえた?」

「いや別に…」

「空耳じゃん?」

 

「犯人登ー場ー!」

「人の物盗んでおいて…よく学校来れるよねー」

「信じらんなーい」

 

(由介もいない…ハァ…)

 

青木「授業を始めます。じゃあここから読んでいって」

 

青木「…?次、神田さんよ」


 

「すみません先生…!教科書忘れてしまいました…」

 

青木「教科書を忘れるような人は授業を受ける資格なんてありません。
    廊下に立っていなさい。「シェー」のポーズで。
    進藤さん、代わりに読んで」

 

 

 

「セーフ!!真鍋選手見事ホームイン!巨人逆転しました!!…やっぱ一人で野球は疲れるな…」

 

青木「何をしてるの?新ネタの練習?」
 

「びっくりした!!何でこんな所にいんすか!?学校なら俺行きませんよ!!中学公立でいいし!」

 

青木「そんなんじゃないわ。あなたにこれを渡そうと思って」
 

「紙?」

 

 

 

「うわ…何よアイツ…調子よく泳いでる…」

「なんか…ムカツキ!」

「やっちまおう!」

「あの…先生、バタ足が上手く出来ないんですけど…」

 

青木「やってみなさい」
 

(よし…それっ)

「!?」

(やった!)

(お…おぼ…おぼれ…ぐ…ぐ……………)

 

青木「!」
 

(せ…先生…)

 

 

 

青木「泳げないくせに…無理をするのはやめなさい!

    水芸は命がけです!!テレビで水を使ってボケている芸人達は必死なの!!

    保険をたくさんかけて収録に望んでいるよ!!

    あなたのようにネタに命を捧げられないような半端者が

    上級な笑いに挑戦するのは許しません!!!!」

 

「違うんです…誰かが…」

 

青木「何ですか?」

 

「……いえ…何でもないんです…ごめんなさい…」

 

 

 

「あら?神田さんどうしたの?」

「天童先生…あ、何でもありません」

「!このランドセル…!?何ーこのゴミ!誰がやったのこんな酷いこと!?」

 

 

 

青木「そうですか」
 

「そうですかって…いじめの犯人捜さなくっていいんですか?」

 

青木「そんなことしても無駄です。どうせ誰も名乗り出ないし」
 

「じゃあせめて…皆を叱るとか」

 

青木「いじめを止めなさいと言っていじめを止めますか?

    そうだったならこの世界で「お約束」というものが成立していません

 

「そんな…並木先生はどう思いますか?」

「え?うーん…天童先生が言っていることも一理あるし、青木先生が言っていることも一理ある」

 

青木「大事なのは子供達がいじめに立ち向かう精神力をつけることです。

    いじめに対処する知恵を持つことです。

    いじめられても戦おうという気力がないから、いつまでたってもいじめられるんです。

    強い舞台度胸、アドリブに対する的確な返し、ネタをより面白くしようという向上心。
    お笑いを極めさえすればいじめなんて痛くも痒くもなくなるんです。

    いじめ甲斐が無くなればみんな止めるんです。

    そういう事を分かっていないのに、犯人を見つけても何の意味もありません。

    大体あなたがみんなの前で神田和美を庇ったら、ますますいじめられるんですよ。
    そんなこともわからないの?そうでなくても、あなたと神田和美がカラオケで

    仲良く遊んでいるという噂が立っているんですよ。子供達の間に」

 

 

 

「ねえお姉ちゃん。ライオンは自分の子供を谷底に突き落とすって言うけど、本当なの?」

「ウソに決まってんじゃん!誰も見たことないんだし」

「!!うそ…何でこんな所に…」

「もしかして、あれが青木さやか?よし!私がぶっ飛ばしてくる!」

「あ!お姉ちゃん!」

「あの…!ちょっといいですか?」

 

青木「何?」
 

「私、実は…」

 

青木「神田和美さんのお姉さんの優さんでしょう?」
 

「えっ…」

 

青木「学校サボってること、ご両親にはまだバレていないの?」
 

「し、失礼しましたー!!」

「…お姉ちゃん!…どう…」

「和美!アレはヤバイよ!特に顔が。気持ち悪くなっちゃった」

 

青木「お姉さんと来てたの。恋人とデートしているのかと思ったら」
 

「由介のことなら関係ありませんから。あんな奴」

 

青木「そうね。彼はもう三月まで学校に来ないだろうし」
 

「何でですか?」

 

青木「この前、卒業証書を渡しておいたの。前から学校に来たくなかったみたいだし。

    今頃喜んでいるんじゃないかしら」

 

 

 

「スナックきょうこ…か…あの、神田といいますけど、ここ真鍋由介君の家ですよね?」

「あぁ!あんたが由介の彼女!」

「え?」

「ウチの由介が担任にメチャクチャ言われた時、あの子の事が好きって助けてくれたんじゃないの?」
「あれは成り行きで・・・もしかして、由介君のおじいちゃんですか?」
「おじいちゃんじゃないの!おばあちゃまよ!!」
 

 

 

「…おまえ…」

「由介…」

「卒業証書持ってきたんだ、青木。ま、こっちもラッキーって感じだけど」
「じゃあもう学校来ない気?」
「あったりまえじゃん!三月まで遊び放題なんだぜ!」
「ホントにそれでいいの?」
「何で?もしかして、俺がいないと寂しいとか!?」
「バッカじゃないの!」
「照れるなって。いつでもデートしてやるから」
「誰があんたなんかと!」
「俺といると結構楽しいと思うけどな。学校でヤなことがあってもすぐ忘れられちゃうし」
「ご心配なく。学校はとっても楽しいし」
「強がってもダメよ和美ちゃん。僕、モグラのタタッキー。よろしくね!」
「タッキーじゃないの?」
「タタッキーですよ。もぐらのタタッキー、もぐらたたきー……なんちゃって!」
「バッカじゃないの!」
「遠慮しないで由介に何でも相談したら?」
「ちょっと止めてよ。誰があんたなんかに」
「じゃあ何で由介に会いに来たんだよ?学校で何かあったんじゃないのかな?」
「いい加減にしてよ!」
「タタッキー!!…何するんだよっ!!」
「そっちがしつこいからでしょう!こっちは相談する気なんか全然ないのに。あんたみたいな卑怯者に!」
「お前は何なんだよ!?本当は辛くて助けてほしいんだろ?だったら素直に言えばいいじゃん!」
「余計なお世話よ!私は一人でも大丈夫だから!あんたなんか、絶交よ! 一生学校に来るな!!」

 

 

 

(…机が…無い……くっ………)

 

 

 

青木「とうとう逃げ出すわけ?
    でもどこへ行くの?真鍋由介ともケンカしたんでしょう?
    友達がいないとこの世は終わりよ。
    どうすればいいか教えてあげましょうか?
    私に降伏すればいいの。
    私を味方にすればもう誰もいじめないし、怖い物は何もないのよ。

    圓楽ですら脅威では無くなるわよ
 

「…どうしてそんなにいじめるのよ。あんたのせいで友達いなくなっちゃったじゃない!!
 学校来るのも嫌になっちゃったじゃない!!一人ぼっちになっちゃったじゃない!!」

 

青木「いい加減目覚めなさい!

    悔しかったら自分の力で何とかするのね。

    誰にも頼らず自分だけの力で」

 

 

 

「お前何してるんだよ」
「決まってるでしょう。タタッキー探してるの!」
「余計なことすんなよ。もういらねーよあんなもん」
「何言ってるの?あんたの宝物なんでしょう?おじいちゃんから聞いたよ。何でタタッキーっていう名前か」

「…」
「どんなに叩かれても、もぐら叩きみたいに絶対メゲないぞっていう意味なんでしょう?
「…」

「そんなに大事な物、簡単に諦めていいの?」
「…何でそんなに一生懸命なんだよ。何で青木にも逆らうんだよ。 何でみんなと仲良くしようとするんだよ」
「このままじゃ、何で同じクラスになったのかわかんないじゃん私達。
 6年3組24人が同じクラスになったのは運命なんだよ、絶対。
 だったら友達になりたいじゃん。仲良くしたいじゃん。楽しい思い出いっぱい作りたいじゃん。
 何でそう思っちゃいけないの?あんたは、この一年捨てたとか言うけど、
 じゃあ、今日一日は何もなかったことになるわけ?
 私は今日のこと忘れないけど、あんたはすぐ忘れるわけ?
 私は、クラスがこのままバラバラで、何の思い出もなく卒業するなんて嫌だから。
 絶対嫌だから!」
「あった!!」
 

 

「ありがとな」
「ううん」
「あのさ、わかったよ。俺もう一年捨てるとか言わねーよ」

「…!」

「お前に付き合うよ、ずっと。このまま青木にやられっぱなしじゃ、むかつくしな」
「何やってんの?」
「いいからお前も来いよ」
「なんかヤラシイこと考えてない?」
「じいちゃんが言ってたんだ。辛い時は頭の中でカウント8数えてから立ち上がれって。
 そうすれば、ボクサーみたいにファイトが湧いてくるって」
「せーの!ワン!ツー!スリー!フォー!ファイブ!シックス!セブン!エイト!」
「あっははははは!」

「ははははははは!」

 

 

 

「おはようー!」
「俺達今日から漫才コンビ組むことにしたから!」
「コンビ名は湘南キャンデーズっていうのー。よろぴくね!」
「いや〜しかしアツはナツいでんなー。」
「アホガァッ!それを言うなら夏は暑いでんがな〜」
(…青木先生…)

「…これ、返します。こんなもの貰う為に学校に来ている訳じゃないんで、俺」

 

青木「…」
 

「先生………私も、もう逃げませんから!」

 

青木「…もうすぐ夏休みだと思って、タカをくくっているんじゃないの二人とも。
    この際だから言っておくけど、私の教室では
    夏休みはありません。
    今までどおり、毎日学校に来てもらいます」
 

 

 

生徒達の希望の三文字をいとも容易く砕く青木!

 

こんな横暴がいつまでも許されるのだろうか!?

 

続く
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笑王の教室 第四話

この物語は

悪魔のようなお笑い教師に

小学6年の子供達が闘いを挑んだ

一年間の記録


 

「あーあーあー…やってらんねーよ」

「真鍋君、無駄口叩いてないで早く掃除してください」

「なんだよ!お前のせいでこんなことされてんだろ!」

「止めなよ…ホラ、西川君も進藤さんも真面目にやってるじゃない…早く終わらせて早く帰ろうよ」
「…」

 

 

「天童先生…なんかクラス全体が暗いっていうか、梅雨みたいにジメジメしちゃって」
「分かった!私から阿久津先生に言ってみる!」
「本当ですか!?良かった…もう天童先生しか頼る人いなくって」
「あー、でもあまり期待されても…そうだ!神田さんだってクラスを明るくすること出来るんじゃない?」

「え?」

「私も神田さんといるといっつも楽しいし。あなたの明るさっていうか、元気だけは忘れないでほしいんだ」
「うん!歌っちゃおうかな〜」
「わったしは泣いた事がない〜あっかりの消えた街角で〜♪」

 

 

 

「青木の班分け…ヒドイよね〜…」

「ほら…2班も4班もなんかもめてるし…」

「なんか空気悪いな…」

「…歌いま〜す!」

「神田さん…?」

「だれの〜せ〜でそんなしょぼくれ〜とんねん

 だからゆ〜てるやろいつもなんかがまんしてんのちゃうんそうちゃうん

 もっとうれしそうなかおしてるときあるやんふくかったときとかさ〜そうそう

 ほれみ〜あのおっさんのかお〜おまえもぐらみたいに〜なってまうよ〜

 てへっ!」

「ちょっと…何やってんの…!」

「私はただ、ケンカはやめて欲しいっていうか、みんなと楽しくやりたいなーと思って」

「は!?」

「何それ!?」

「ちょっと和美ちゃんいじめないでよ!」

「いじめてないよ!」

「いじめてるつもりはないよ!」

 

青木「何があったの?」
 

(ゲッ!!青木が来た…)

 

「神田さんが…」

 

青木「神田さんが…どうしたの?」
 

「一人で騒いでいたので、注意しておきました」

「…ごめんなさい」

 

青木「罰として6班は授業が終わった後、みんなが使った物を片付けておきなさい。
    良くやったわね馬場さん。これからも頑張って。クワバタオハラのように

 

 

 

「無駄な努力するのやめとけって」
「じゃあクラスがこのままでいいの?」
「だって、こんなクラスに期待してもしょうがねーじゃん。なんなら今から一緒にフケちゃう?」
「あんたは卑怯よ!調子いいことばっかり言って、都合が悪くなるとすぐ逃げ出して!」
「…あっそ。悪かったな。じゃ、あとはよろしくな」
「…ちょっと言いすぎなんじゃない?彼の気持ちもわかってあげたら?あなたのこと心配して言ってるんだよ」
「どうせ私は進藤さんと違ってバカだから。進藤さんこそ、何でいつもそうやってクールでいられるわけ?」
「…」

「…ごめん」
「別に。いいけど」
 

 

 

「嘘!私の財布がない!ちゃんとここに入れておいたんだよ!」

「本当!?」

「うん。お金はたいしたことないんだけどさ、あの財布レアもので、もう売ってないんだよ!」
「誰よ犯人は!?」
「ホントはどっかにあるんじゃないの?もっとちゃんと探しなさいフォー!!!!!!!!!!」
「ちょっとふざけないでよ!」
「ガチョーん!キャッイーン!」
「何よソレ!?いい加減寒いこと言うのやめてくんない!」
 

青木「何を騒いでいるの?」
 

 

青木「島田さん。本当になくなったのね、財布」
 

「はい」

 

青木「犯人はすぐ名乗り出るように。

    …じゃあ犯人を知ってる人は?

    …仕方ないわね…犯人が分かるまで今日は帰しません。

    無記名でいいから、配った紙にに犯人と思う人の名前を書きなさい。
    言っておくけど、もし知っていて隠している人がいたら盗んだ人と同罪ですからね。
    休み時間に必ず書いておくように。次の時間に回収します。

    それから、間違っても紙にラクガキをしたり、このクラスに居もしない芸人の名前を

    書くのは止めなさい」

 

(なんで俺のやろうとしてたこと分かるんだよ…)

 

 

 

「青木先生、6年3組は休み時間も全員残っているようですが、何かありました?」

 
青木「児童の財布がなくなったんです」
 
「え!?で、犯人は見つかりました?」

 
青木「いいえ」
 
「じゃ、どうするんですか?」

 
青木「もちろん、徹底的に犯人を捜します」
 
「そんな!そんなことしてどうなるんですか?」

 
青木「このままうやむやになったら、犯人はどんどん付け上がって

   島田紳助と同じような罪を犯すに決まっています。
   それを食い止めるのが教師として当然の義務じゃないですか?」
 

「青木先生のことですから、きちんと対応していただけると思いますけどね」
「全員居残りさせるとか、体罰とかで問題にならないように注意していただければいいですが」
「最近の6年3組はすごく頑張っていると思いますよ。授業中も静かだし、

 遅刻する者も少なくなったようです。クラスの団結力も固まっているようだしね。
 お二人も、阿久津先生に負けないように自分のクラスのこと、よろしくお願いしますよ」
「参ったな…頑張ります」
 

青木「遠慮しなくていいんですよ。言いたいことがあるのなら」 

「本当に、犯人探しなどして大丈夫なんでしょうか?並木先生ならどうされます?」
「え!?…難しいなぁ。昔はよく誰にも言わないからとか言って、全員に目をつぶらせ、
 手を挙げさせました。 それでも犯人が名乗りあげるわけでもなく、ほとんどのやつが薄目開けてたりして」
「私はやっぱり、犯人探しはするべきではないと思います。見つけてもその子が傷つくだけだから」
 

青木「じゃあ、どうするの?」 

「全員の前で話します。もし盗んだ人がいるなら、盗まれた人の気持ちを考えてもうこんなことはしないでって。」
「まぁ、そういうやり方もあると思いますね。」
 

青木「事なかれ主義というか、キレイ事の典型ね。 人の善意に訴えるってわけ?
    それで何とかなるんなら、戦争なんかとっくになくなっているし、

    いい加減北村弁護士が笑顔を取り戻しているハズです」

 

「私は子供達の自主性を育てたいって…」
 

青木「自主性や自由とか言って大人が放っておいたら、
    子供は自由と非常識を混同するようになるだけです。
    悪いことは何なのかわからない人間になるだけです。
    彼らに一番教えなければならないことは、真面目に勉強することと、
    真面目にお笑いを勉強すること。
    目上の者にはちゃんと従うこと、
    目上の芸人には絶対服従すること。
    そして、罪を犯したら、必ず罰を与えられるという恐怖感と
    笑いをとれなかった時の恐怖感なんです。
    あなたのように自由を盾になんでも好き放題やってる人がいるから
    小遊三がすぐに下ネタに走るんです!
    あなたの言ってるような、うわべだけの優しさなんて必要ありません!
    本当に必要なのは太田光やヒロミのように、思ってもいないお世辞は言わず、
    真実をズケズケと話すことなんです!」
 

「私はみんなが仲良くしてくれることが一番嬉しいんです!」
 

青木「ふん。うちのクラスの神田和美みたいなことを言うのね。
    そういえばあなた達、カラオケボックスかどこかで仲良くしているみたいだけど…
    他のクラスの児童と仲良くしていることが知られたら、
    あなたのクラスの児童や保護者は何て思うかしらね?」
 

(なっ!!?なんでその事を…!?)
 

 

 

青木「結局、犯人に関する情報は何もありませんでした。
    そこで今回、島田さんが財布を盗まれた件に関しては・・・
    クラス全体の連帯責任にします。
    罰として全員に今から反省文を書いてもらいます。
    もちろん面白い反省文を。

    それから、これからは全員で学校全体の雑用をやってもらいます。
    今まで特権があった人も全て剥奪します

    …ってもう特権を持ってる人はいなかったわね…」
 

「そんなの不公平です!」

「僕は関係ないのに!」

 

青木「じャカあァしィーッ!!!!!
   連帯責任とはこういうことなんじゃいー!!!!」
 

「でも何で私まで責任取らなきゃいけないんですか?被害者なんですよこっちは!」
  

 

青木「同時にあなたもクラスの一員です」

  

 

(アレ?恵理花ちゃん…)

「…」

「あっ!財布!!何で!!?」
「和美ちゃん!?…別にお金が欲しかったわけじゃないよ…」

「じゃあなんで!?」

「だって島田、この財布レア物だって見せびらかしてたじゃん。なんかむかついて」
「どうすんの?」
「どうしよう…こんな大騒ぎになっちゃって」
「やっぱ謝るしかないよ」
「それだけは絶対イヤ!真矢にどんな罰受けるかわかんないし、島田達にだって何されるかわかんない!」
「じゃ、どうすんの!?」
「…そうだ!和美ちゃん返しておいてくれない?次の時間音楽だし、みんながいなくなったあとにこっそりさ」
「無理だよ、そんな」
「大丈夫だよ。和美ちゃん前から雑用係だし、何かやってるフリすれば怪しまれないし」
「でも…」
「お願い!親友でしょ。恵理花のこと助けて。ね?お願い!」
 

 

 

「…」 

「…」

「…!」

「!!違うの!馬場ちゃん!!」

「先生!!」

「待って!!」

「…」

「あっ!!」

 

青木「どうしたの?」
 

 
 

「私がやったわけじゃないのに…謝らなきゃいけないなんて…」

「…」

「信じて進藤さん。私やってないんだよ、本当に」
「私が信じたって他のやつらは信じないよ。もうあなたが何を言っても、誰も聞いてくれないんじゃない?」
「俺もう当分学校来ないから。マジで嫌になったよ、うちのクラス」
 

 

 

「あ…天童先生…あの!カラオケ行きませんか?」
「ごめんね〜。当分行くのやめようと思って。 給料日前で苦しくて…」
「そうですか…」
 
 

 
「何?こんなところに呼び出して」
「お願い!自首して恵理花ちゃん」
「無理だよ!」
「どうして?」
「和美ちゃんがいけないんだよ。余計なことするから」
「どういう意味?」
「あのまま財布捨ててれば、こんなことにならなかったのに」
「そんな…」
「和美ちゃんが私のこと犯人扱いするの」
「うそ!ひっどい!!」
「恵理花ちゃんがそんなことするはずないでしょう!?」
「もういい、和美ちゃん。悪いけどもう絶交だから!」
「恵理花ちゃん…」
 

 

 
青木「いい加減目覚めなさい。
    もうあなたの味方は誰もいないのよ。
    私の言うことを大人しく聞いていれば、泣かなくて済むの。

    楽しく笑えて、誰もが幸せな思いをすることが出来るのよ?」
 


「私…私、泣きませんから。絶対に泣きませんから」

 

青木「………」 
 

激化する環境に飲み込まれる和美!

 

果たして青木がこんな状態を野放しにするのは何故なのか!?

 

続く
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